開いた口へ牡丹餅:努力も苦労もしないのに、思いがけない幸運が舞い込ん
でくること。
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足下を見る:人の弱点を見抜いてつけ込むこと。
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頭隠して尻隠さず:悪事や欠点などの一部だけしか隠していないのに、本人
は完全に隠したつもりでいること。
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油を売る:仕事中に時間をつぶして怠けること。また、仕事中に長々と無駄
話をすること。
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怒れる拳笑顔に当たらず:相手の怒りや強気な態度には、かえって優しい態
度で対する方が良いということ。
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いざ鎌倉:さあ大変、一大事が起こった、すぐにも駆けつけなければ、とい
うこと。
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石に判:確実なものを更に確実にすること。絶対に間違えないこと。
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石に布団は着せられぬ:親が生きているうちにこそ孝行すべきであるという
こと。
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一升入る壺:一升(約1.8リットル)入りの容器にはどうやっても一升し
か入らないように、物事にはそれぞれ限度というものがあるということ。
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後ろ髪を引かれる:未練が残って、きっぱりと思いきることができないこ
と。
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後ろ指をさされる:自分の知らないところで他人に悪口を言われること。
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瓜二つ:容姿が非常によく似ていること。
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絵に描いた餅:話や計画がどんなに素晴らしくても、実現しなければ何の役
にも立たないということ。
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遅かりし由良之助:待ちかねていた人がやっと到着した時に
言う言葉。
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カエサルの物はカエサルに:全ての物は、その物の本来あるべき所に戻すべ
きであるということ。
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金で面を張る:金銭の力で反対する者を抑えこむこと。
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壁に耳:秘密の話ほど外に漏れやすいということ。
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下駄を預ける:事柄の処
置を相手に一任すること。
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さじを投げる:物事が成功する見込みがなく、あきらめること。
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重箱の隅を楊枝でほじる:取るに足らない小さなことを問題にしたり、詮索
したりすること。
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大根を正宗で切る:才能のある人につまらない仕事をさせること。大袈裟な
ことをすること。
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高みの見物:自分には直接利害関係のないことを傍観すること。
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伝家の宝刀:奥の手、切り札。
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長いものには巻かれろ:権力や勢力が大きい者に対しては反抗せず、相手の
言うことにしたがっておくのが得策だということ。
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二階から目薬:うまくいかずもどかしいこと。回りくどくて効き目のないこ
と。
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寝首をかく:卑劣な方法、または不意打ちをして相手を陥れること。
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寝耳に水:思いがけない出来事や、不意の知らせに驚き慌てること。
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掃き溜めに鶴:悪い環境に、似つかわしくない美しいものや優れたものがい
ること。
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這っても黒豆:理屈に合わなくても、自説を曲げず強情を張ること。
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ペンは剣より強し:思想や言論の力が人に与える影響は、武力よりも大きい
ということ。
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枕を高くして臥す:安心してゆっくりと眠ること。
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右の耳から左の耳:人の言うことを真面目に聞いていないこと。
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目に入れても痛くない:見境なくかわいがること。
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横紙破り:無理を押し通そうとすること。
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我が身をつねって人の痛さを知れ:自分でも人と同じ苦痛を味わって、人の
苦痛を思いやれということ。
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打たれても親の杖:子を思って打つ親の杖には愛情がこもっているから、子
はありがたいと思わねばならないということ。
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